モモンガを飼う前に覚えておきたいこと
フクロモモンガはとてもかわいいエキゾチックアニマルです。
日本にはもともと生息していない動物です。オーストラリアなどの暖かい地域に生息しています。
大人の手のひら位の大きさでケージで飼える、鳴き声も小さい、よく懐くことからマンションでも飼えるペットとして人気が高まっています。フクロモモンガは日本の住宅事情に合ったペットと言えます。
フクロモモンガの特徴
1.夜行性である。
夕方から8時間~10時間ほど活動して朝になると寝ます。寝室にケージがあると眠れないかもしれません。
2.寒がりである。
適正温度は人間が快適と感じる室温と同じ25度前後です。人との生活に慣れると20度~30度位で過ごすことができます。
あまり寒すぎると死ぬ可能性があります。※低温化では休眠に入る。冬眠と違い数時間しか持ちません。
3.長生きである。
小動物なので短命と思われがちですがモモンガは飼育下では6年~10年と長生きできる動物です。
フクロモモンガはアメリカモモンガより長命です。
4.グルメです。
犬猫のようにペットフードと水だけ与えればよいわけではありません。
カリカリと生餌(フルーツなど)の両方を用意する必要があります。
5.トイレのしつけができません。
文鳥やインコのように樹上で生活するため、トイレの場所を教えることはできません。
自分で決めた好きな場所でします。また、オシッコはマーキングの意味合いもあるのでケージにかけることもあります。
小鳥のように少量でウンチも固く臭わないので気にならない人のほうが多いと思います。
6.縦長で大きめのケージが必要。
樹上のような環境作りが大事です。背の高いケージで上から下まで駆け回るのが好きです。
時々ケージから出して遊んであげる必要もあります。
7.オスには臭腺がある。
人によっては臭いが気になることがあります。臭腺のある動物として有名なフェレットよりは臭いません。
個人的には繁殖期でも、たまに換気すれば気になりません。モモ飼いさんの中には大好きな臭いと言われる方もいらっしゃいます。
8.コミュニケーションが必要です。
フクロモモンガは群れの動物です。飼い主のことを家族だと思っています。
話かけられたり遊んでアピールを無視すると寂しくて長生きできません。
フクロモモンガの特徴ではありませんがエキゾチックアニマルを診れる病院が少ないです。
フクロモモンガがポピュラーになったのは最近のこと。まだよく知られていない動物のひとつです。
病気になる前にかかりつけの病院を見つけておく必要があります。
以上のような特徴を理解してモモンガをお迎えしましょう。
どれか一つでも不安があるならペットショップに相談したり飼育本を読んで勉強しましょう。