モモンガについて

フクロモモンガ 餌

モモンガの種類

マンションで飼えるペットとして近年、日本でも人気が高まってきたモモンガ。
日本の住宅事情にあった可愛いペットの選択肢のひとつと言えます。モモンガにはたくさんの種類がいます。
現在、飼育できる代表的なモモンガはフクロモモンガ、アメリカモモンガの2種類です。
当サイトではフクロモモンガを中心に解説していきます。
リス科リス亜科モモンガ族は15属、約45種います。もっとモモンガを知りたい方はWikiをご覧ください。

フクロモモンガ Sugar glider

当サイトの主役でもあるフクロモモンガ(フクモモ)はムササビやリスに似ていますがどちらでもありません。
フクロモモンガは独自の進化を遂げた有袋類でカンガルーやコアラなどの仲間です。

モモンガの飼いやすさ

小さい頃から飼うと人に馴れやすく可愛いです。国内繁殖の個体がお奨めです。
※輸入個体はベビー期に人間と触れ合っていないので馴らすのに時間がかかります。
ベタ馴れになると服の中に入ってきたり、名前を呼んだら来るようになる子もいます。
性格は陽気ですが臆病な一面もあるので、じっくり付き合っていくくらいの気持ちで飼うと良いです。
雑食ですが果物を中心に野菜、昆虫も食べます。好んでペットフードは食べません。

フクロモモンガの分布、生息域

オーストラリア北部、オーストラリア東部、ニューギニア島、ビスマルク諸島
温暖な森林や熱帯雨林であれば生息することができる。居住にしている木はアカシア、ユーカリなど。
群れで暮らしておりコミュニケーション能力が高いので愛玩動物として適している。
鳴き声と臭いでコミュニケーションをとります。飼っている人間も群れの一員として認めてくれるモモンガです。

フクロモモンガの生体価格

フクロモモンガは多くのカラーがおりノーマルカラーからレアカラーまで値段が幅広いのが特徴です。
クラシックカラー(ノーマルの茶色ベース)2万円~レアカラー(クリミノなど)20万円まで。
超レアカラーだと40万円を超す個体もいます。可愛いので全色飼いたくなるのがモモ飼いさんの宿命です(笑)

フクロモモンガの個体サイズについて

手のひらサイズです。尾が長く胴体と同じくらいあります。全長160mm~210mm位で体重90g~150g位になります。

フクロモモンガの繁殖について

通年繁殖で双子を産むことが多く、増えやすいのでペアで飼う方は注意が必要です。
増えるのが困る場合はメス同士で飼うと良いです。群れの動物なので単独で飼う場合は、かなり構ってあげないと寂しくて病気になったりします。

フクロモモンガの知力について

同じ小動物のハムスターなどよりもずっと頭の良い動物です。ハムスターは基本的に人間の手や臭いを覚えるのに対し、フクロモモンガは人間の顔を覚え、口や鼻、手足など体の部位も判断できているようです。
スキンシップとして仲間同士でキスするのですが人間の口にもしてきます。※虫歯になると困るのでしないように。

フクロモモンガのしつけについて

犬、猫のようなトイレのしつけは出来ません。野生化では樹上で排泄していたので鳥のようにどこにでもします。
また排泄はマーキングの役割も兼ねており自分の縄張りだと思っているところでトイレをします。
ウンチも小さいしオシッコも少量なので文鳥やインコを飼ったことがある方なら気にならないでしょう。
気になる方は食事のあとトイレを済ませてから部屋遊びに出すと良いです。

アメリカモモンガ Southern flying squirrels

アメリカモモンガ(アメモモ)は見た目どおり、リスの仲間です。
現在、輸入規制のため入手しづらいペットになります。少数ですが国内繁殖されている生体が流通しているようです。
手続きをすれば輸入できるようですがフクロモモンガのほうが人気で売りやすいので取り扱う業者さんは少ないです。

アメリカモモンガの飼いやすさ

小さい頃から飼うと人に馴れます。大人になっても小さくて愛くるしいモモンガです。
植物性雑食ですが昆虫などの蛋白質も必要なのでペットフードだけでは健康を保てません。
臆病なので、じっくり付き合っていくくらいの気持ちで飼うと良いです。

アメリカモモンガの分布、生息域

カナダ南東部、アメリカ東部、メキシコ~ホンジュラス
単独性動物であまり群れで生活しません。ペアでいることは結構あるようです。以上の理由から人間にベタ馴れにするのは難しいと言えます。
冬場は寒いので数十匹~100匹で固まって越冬します。

アメリカモモンガの生体価格

販売されていれば2万円位から。販売しているペットショップが殆どありません。もっと高い可能性もあります。基本カラーは茶色系です。

アメリカモモンガの個体サイズについて

フクロモモンガよりひとまわり小さいです。尾が長く胴体と同じくらいあります。全長120mm~160mm位で体重60g~80g位になります。ちょうどハムスター位です。

アメリカモモンガの繁殖について

年2回、冬と夏が繁殖期になります。飼育下の繁殖は知識豊かなブリーダーさんでないと難しいです。私も6年ペアで飼っていましたが一度も繁殖しませんでした。
※ベタ馴れにしてポンポン繁殖しているブリーダーさんもおられます。

アメリカモモンガのしつけについて

犬、猫のようなトイレのしつけは出来ません。野生化では樹上で排泄していたので鳥のようにどこにでもします。
また排泄はマーキングの役割も兼ねており自分の縄張りだと思っているところでトイレをします。
ウンチも小さいしオシッコも少量なので文鳥やインコを飼ったことがある方なら気にならないでしょう。
気になる方は食事のあとトイレを済ませてから部屋遊びに出すと良いです。

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